【B-plusインタビュー】老舗製作所の匠の技術とワンチームで新たな挑戦

大阪府富田林市の植木製作所さん。
植木康至副社長と、お父様の植木幹男代表にお話をうかがいます。
植木製作所さんの事業内容を詳しく教えてもらえますか。

プレス金型製造による、製品の設計から加工までを一手に請け負っています。
製品は、日常生活に欠かせないガスコンロの部品や照明器具・建築金物、自動車・航空機の部品など、さまざまです。創業以来培ってきた熟練の技術によるワンストップ体制なので、品質の高さと納品の早さには自信がありますよ!

当製作所はこれまで、1000万個以上もの部品をつくるための基盤となった順送金型、ロボット型、単発型など、さまざまな金型をお客様のご要望に応じて製作してきました。
創業当時から、ブレス金型一本でここまでやってきたんですよ。

製造一筋に生き抜いてきた職人としてのプライドを感じますね。

今まで難しい形状の製品のご依頼も多々ありました。
しかし、あきらめることなく懸命に対応してきたことでメーカー様からの信頼を得られ、現在も継続的にお仕事をいただいております。
リピート率が高いことも弊社の特長であると考えています。

誠実な対応によって勝ち得たお得意さんということですね。

それに加えて、スタッフ全員が一丸となって頑張ってくれ
るからこそ、難しい案件もこなせます。
本当に感謝しかありません。

なるほど。
全員が一丸に、まさに“ワンチーム〟でお仕事に取り組んでいるわけですか。
社員教育で気をつけている点などありますか?

創業から長年培ってき金型のノウハウを基礎から徹底し
て指導しています。
何より大切にしているのは、スタッフとのコミュニケーションですね。
最初はスタッフの本音や仕事上の課題などが浮き彫りになりにくかったんです。
そこで、個別の面談を行うようにしたところ、さまざまな意見を聞き取ることができ、それを取り入れることで、生産性の向上にもつながりました。

セミナー講師をなさっていた植木副社長だからこそ、人材面でも手厚い対応ができるのでしょうね。

ありがとうございます。
やはりスタッフありきの経営ですので、利益が出たらまずスタッフへの還元を考えるんです。
給与アップという面からも還元できるよう、精進したいと思います。
そして、今後も新しい取り組みで、当製作所を成長させていきたいですね。

早稲田大学商学部卒業。大学時代に仏教哲学に感銘を受け、 卒業後は仏教のセミナー講師として全国を巡る。40歳の時に、父が創業したブレ ス金型製造を手がける植木製作所に転職。ゼロから修業して経験を積み、2018年に副社長に就任した。

大学時代に『お笑いスター誕生!!』で7週を勝ち抜き銀賞を獲得した他 、『素人名人会』への出演などで全国区となる。『おはよう朝日です』のリポーター で本格的に芸能界デビュー。以降、「関西No.1リボーター」「ロケの神 」として活躍している。大のアメフト好き。